主役
私は、長い間 絵を描く人でした。
今は、バレエをはじめとした身体表現に打ち込んでいるのですが。
「絵はやめたのですか?」と、よく訊かれます。
やめたわけではありません。
「今は踊っています」それしか言えません。
“私の作ったもの”よりも“私自身”を
見て欲しくなったのかもしれません。
主役でありたいのです。
私が主役→何の主役?→みんな主役→誰が主役?→何が一番?
一番最初の最前列の真ん中が、一番よい…のかな?
一番って何だろう?主役ってどんなの?
一番っぽく主役らしく、変身しないといけないの?
きちんと と 早く と
こんにちは。
昨日のバレエのお稽古で、苦手だったピルエットに挑戦しました。
先生から「ピルエット!」という言葉が出た瞬間、
ちょっと身体が固まりました。
…結果は。
振付(ピルエットのタイミング)が、あやふやになり、
右回りはいまいち。
気を引き締め直したので、左回りはよくできたと思います。
周りの皆さんの出来は、確認できませんでしたが。
「こつこつ練習しましょうね…」という先生の反応からすると、
全体的にはいまいちだったのかな?
こつこつ。
ここ最近、落ち着いた大人の自分像を意識し始めてから、
“こつこつ”や“じっくり”といったイメージが好きになりました。
“焦らずこつこつ”“ゆっくりじっくり”。
こういった言葉を聴いたり・読んだりするだけでほっとしませんか?
長い目で物事を捉える大切さ、わかりかけています。
ただ、一方で“ゆっくりきちんとなら、(ある程度)誰でもできる”という事も
忘れちゃいけないと思うのです。
特に、お仕事の時。
うーん。
とにかく、昨日の反省を活かして、
次のお稽古では、よりきちんとしたピルエットができるよう。
やるしかないのです。
ピルエット
こんにちは。
バレエには、“ピルエット”という動きが登場します。
両足で踏み切り→片足を曲げて軸足に添え→1回転する のです。
(無料動画で検索していただくと、沢山の例を観れます)
私は、この動き(特に左回り)がとても苦手で。先生を始め周りの方々も、
「苦手なんだな」とわかってしまう位、ぎこちないです。
昨日のお稽古も。意欲満々でのぞんだのに、左ピルエットの前になると、
手先がプルプル震えてしまい、1回転も上手くできませんでした。
「ピルエットだけがバレエじゃない。全てではない。」とは念じていても。
やってもやっても、皆さんができる事が出来ないというのは、
やはり気持ち悪いですよね。
何人かの先生に、コツを質問して。自習しても。
いざお稽古場に出ると、できない(プルプル震える)。
「脚や足の外開き(身体条件)や、器用さなど。そもそも才能が無いのでは?」
とまで悩んで。それでもバレエが好きな自分をあざ笑ったり。
情けない状態。
ですが、昨夜の自習で。やっと光が射しました。
“ピルエット=自分をコマに見立てて回る”という基本を、
あれやこれやと難しい事を考え過ぎていて、忘れていました。
【腕を床と水平に保って回る】のがポイントでした。
腕だけでなく、足の位置をきちんと・お顔をきちんと。
基本をきちんと全うする事が大切なのですね。
必要なのは、特別な才能やトレーニングだけではないのですね。
初心を思い出せました。
この成果を、すぐにお稽古場で再現できるかはわかりませんが。
確実な技術を、一歩ずつ身に付けたいです。
バレエのお稽古でいただくアドバイスや・生まれる悩みは、
人生に通じているようで。
大人になった私にとっても、貴重です。