どこまでも好きなこと
自分のままでいるのではなく、何かになったつもりで、
ほわーんとするのが好きです。
幼い頃は、劇団四季のミュージカル“夢から醒めた夢”の主人公になりたくて。
友達との2人芝居バージョンで、学校の文化祭で上演したくて、
ほわーんとしていました。
音楽を何回も何回も聴き、今でも歌えはしませんが、ほとんど全曲が頭に残っています。
最近は、山岸涼子さんの“舞姫 テレプシコーラ”の主人公 六花ちゃんみたいになりたくて。
ほわーんとしています。
踊り手としての挫折を味わい乗り越えて、振付家としての才能を光らせる六花ちゃん。
私も、バレエは好きですが、バレエに向いているわけではないようなので…。“バレエに関する何か”で持ち味をキラッとさせられたらな……と、思いながら読んでいます。
(もちろん、バレエが上達するに越した事はないのですが)
物語の主人公だけではなく。ちょうちょ・空気の精など、人間ではないものにもなったつもりになります。
何かになるのは楽しいです。
だけど、後々は、そのまんまの自分も見詰めて、楽しんで、
表に出してあげられるようになりたいです。
そう言えば、「ひさこさんみたいになりたい!」
そんな人っているのかな?と、こそっと考えたりもします。